「本来無一物」

枡野 俊明 御導師にお会いすることができました。

海外での法話、作庭の打合せなど、多忙な中の今回の講演ということで、当日松山に入り、お話が終るとすぐに帰られるということで、法話前にいくらかのお時間を頂いてご挨拶させて頂きました。

その時に頂いたお言葉。

「本来無一物」

中国で禅宗が南宗と北宗に別れるきっかけとなった問答の中の禅語ですが、私の今の心持、身の回りとは掛け離れた境地のお言葉。少しづつ近づければと思います。
有難く頂戴させていただきました。

次回お会いできる時は、庭のお話がしたいです。

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タガメの回想録②

お久しぶりです。前回の回想から気づけば約1ヶ月も経っていたので、そろそろ更新します。

 ところで皆さんはワタクシたちタガメがどのように成長していくのかご存知ですか?正解は脱皮です。ワタクシたちは1令幼虫から成虫になるまで5回も脱皮を繰り返します。脱皮をすることにより短時間で飛躍的に成長することができますが、これはかなりの重労働で脱皮に失敗して死んだ兄弟も少なくありません。また、脱皮したての身体は柔らかく、他のタガメや天敵などに襲われたらひとたまりもありません…ブルブル。でも、脱皮直後のエメラルドグリーンに輝くワタクシのカラダ、結構きれいでしょ?

↓2令です。(約1.5cm)

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↓3令です。(約2.5cm)

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↓4令です。(約3.5cm)

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↓5令です。(約4.5cm)

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前から見ると目力すごいでしょ!

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来松されます!

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現代の「石立僧」枡野 俊明さんが来松されます。

セルリアンタワー東急ホテル カナダ大使館 などなどの作庭をされた禅僧。

愛媛では今治国際ホテルに庭園を設計されてます。

今回は「禅話」ZEN-NAです。

庭の話ではありませんが、参らせて頂きます。

 

 

打合せ

打合せで、工事中の大蔵寺に参りました。

素屋根で覆われておりますが、本堂は奈良の瀧川寺社建築で施工しております。ご住職の長い将来を見据えたお考えです。

ただ今 奈良 興福寺 中金堂 復元工事もしている寺社建築会社で、歴史的な神社仏閣を数多く手掛けておりまして、文化財の建造物の調査では四国に入っておりますが、改築工事では、愛媛県で1ヶ寺目の建物です。

私、淡々と記させて頂いておりますが、こちらの改築を実現させるために、ご住職がどれだけ尽力なさったか想像するだけで、頭が下がりっぱなしです。

完成 間近です。

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上棟式

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足元の石工事をさせて頂きましたが、奈良様式はしっかりとした柱石を使いますね。

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第21回 終活セミナー

今年初めての終活セミナーを2月27日に行います。
今回で第21回目となります終活ですが、相談したくてもしにくい、話したくても話しにくいそういったところを、少しでも解消できるような終活を心がけてまいりました。最終的に、聞いて、省みて、考えたあとは、笑って有意義な1日を過ごせるように!それが、昨年1年間通して終活で学んだことでした。
今回は初心にかえりますが、NPO法人〝こころ塾〟の村松 信一郎さん をお迎えして 老年期だから生じる悩みと解消法をお話しいただきます。

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墓じまい

本当に大きなお墓でした。7.5m×5m 高さ1m

本体の竿石部分は庵治石、 万成石。台石は大島石。

舞台石は、庵治石の中目。

当時(昭和20年)、これだけの材料を揃えられるのは庵治の石屋さんだったんだと思います。そして、加工が綺麗。加工もさることながら、工事が綺麗。この時代の石屋さんの工事をここまで綺麗に施工する職人さんはなかなかいないと思います。解体する時、要所、要所をハツればサッと取り除ける。無駄な施工が一切ない。それでいて何十年とくるいのない丈夫さ。

少々心が痛みます。

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・解体作業

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・擁壁工事

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・区画割り

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・完成

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