岡山県総社市にある臨済宗東福寺派の宝福寺にお参りに行きました。雪舟ゆかりのお寺ですが、紅葉も素晴らしく、この日横浜から来た全国の紅葉めぐりをしている写真家さんも建物と紅葉のバランスに感銘しておりました。今年は全国的に紅葉期間が短かったですね。
こちらの寺院では毎年11月下旬秋季特別方丈公開があり、雪舟の水墨画が公開されております。紅葉もさることながら、水墨画の迫力に〝喝〟を入れられます。
先日、 松山市内の寺院で本堂改築の上棟式が行われました。上棟式とは、 建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式のことです。今回弊社は足元周りの石工事をさせて頂きました。
この寄棟造りの本堂の改築は奈良の宮大工さんが手掛けており、屋根の優美な曲線がその高い技術を物語っています。流石です! 続きを読む 流石!!
先日の12月5日、元一式陸攻搭乗員の天野環さまを講師としてお招きし、弊社で戦争の話を聞く会Ⅲを開催致しました。
天野さんは昭和15年に呉海兵団に入団した後、大分航空隊、霞ヶ浦航空隊で訓練を受けて一式陸攻の偵察員となりました。昭和17年に三沢海軍航空隊に配属され、ミッドウェー海戦などに参加しました。そして同年8月8日、ガダルカナル島に上陸したアメリカ軍の艦船に向け、ラバウル基地から魚雷攻撃に向かいました。天野さんの機は激しい対空砲火を潜り抜け、見事敵艦に魚雷を命中させますが、その直後に対空砲火により撃墜されてしまいます。しかし、天野さんは奇跡的にアメリカ軍艦艇に救助され、その後終戦までニュージーランドの捕虜収容所に収容される体験をされました。
お話の中で天野さんは「人は生まれたら必ず死ぬ。どうせ生きるんやったら笑顔で楽しく、みんなで助け合って生きないかん。」とおっしゃられました。激戦を生き抜いた天野さんの言葉には重みがあり、私たち一同の胸に命の大切さ、平和の尊さが伝わってきました。天野さんお忙しい中ご講演下さいましてありがとうござました。
また、ご参加頂いた皆様もお寒い中お越しくださいましてありがとうございました。来年も終活セミナー及び戦争の話を聞く会を開催する予定です。皆さんご気軽にご参加下さい。