タガメの回想録①

皆さんこんにちは。ワタクシは前回紹介に与りましたタガメです。

この写真は、ワタクシが生まれて2日目、1令幼虫の頃の写真です。体長は約1センチです。このとき生まれたワタクシの兄弟は約60匹。ワタクシが何番目に生まれたかは…定かではございません。一緒に写っているのは親父です。ワタクシたちがなぜ親と異なる縞模様をしているかと申しますと、周りの水草に同化して天敵や獲物に気づかれにくくするためです。生後2日目ですが、兄弟と協力してオタマジャクシを捕食することができます。親父はそれを優しく見守ってくれていました。嗚呼、懐かしい…。

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冬眠中

我が家では2年半前よりタガメを飼育しています。このタガメは一昨年の夏に孵化した計160匹の唯一の生き残りのオスタガメです。

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今後、産卵したときのエピソードやオスのイクメンぶりなど過去のタガメの記事も載せていきたいと思っております。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、タガメは個体数が非常に少なく、愛媛県のレッドデータブックでも絶滅寸前の絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。ちなみにこのタガメは島根県産のオスと岡山県産のメスとの間に生まれました。

新年 あけましておめでとうございます。

旧年中は、私自身向上させて頂ける良き出会いが数多くあり、皆さまのおかげで後世まで遺るものを〝かたち〟にすることができました。ありがとうございます。

本年もまた〝心〟を〝かたち〟にしていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

織田    英男


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