オケラだって

先日弊社の敷地内にオケラが飛んできているのを見つけました。ここ数年はあまり姿を見なかったのですが、今年は3回目の遭遇です。

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オケラと言えば、やなせたかしさん作詞の童謡『手のひらを太陽に』に出てくることで有名ですが、その実物を知る日本人はたったの30%しか居ないらしいのです。折角の機会ですので、今回はオケラの魅力を紹介しましょう。

まず、オケラの正式名称は「ケラ(螻蛄)」という名前で、分類上はコオロギの仲間です。大きさは3-5cmほどで、前足がモグラのように大きく発達しているのが特徴。ご存知の方も多いと思いますが、オケラは土を掘るのが得意で、普段から地中で生活しています。雑食性なので植物の根のほかにも小昆虫やミミズも捕食します。そして、オケラの最もすごいところは、地中を掘り進み、水上を泳ぎ、空を飛び、地上を歩くというまさに水陸空どこにでも行ける昆虫である点です。この適応範囲の広さは世界唯一と言っていいほどで、そのような能力を備えるオケラにはただただ驚くばかりです。

その一方でオケラが使われていることわざを見てみると、

「螻蛄才」…多芸多才でも卓越したものはなく、役に立たないこと。

「螻蛄の水渡り」…螻蛄の泳ぎが長続きしないように、最初は一生懸命なこともすぐに飽きてしまうこと。

などのようにマイナスなイメージのものが多いのですが、オケラファンの私からすれば不思議でたまりません…。これを機にオケラのイメージアップを図りたいです…!

 

 

こちらは先日瀬戸内海沿いを走るバスから撮影した夕日です。夕日の道が鮮やかで乗客みんなで感嘆の声をあげました。オケラとは関係ないですが、夏の疲れにどうぞ…

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ここ数日35度を超える酷暑が続いております。皆様無理をなさらずお過ごしくださいませ。

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